耳鳴りと更年期のブログ

ブログの題名を変更しました(旧よっこらどっこい日記)アラフィフ。耳鳴り、更年期障害など急に体にきました。日々の記録として症状などを綴ります。

耳鳴り⑦~参考にした本やブログ~

私が参考にした耳鳴りの本や気が楽になったブログを紹介します。

耳鳴りの本

1、耳鳴、難聴、めまいを改善! 30秒で耳の聞こえがよくなる「耳体操」

基本的な耳鳴りの説明、対処、体操が書いてあります。

YouTubeもありました。

 

「耳鳴りというのは症状であり、耳鳴り自体が病気ではない」

という言葉になるほどな~となりました。

FMT整体の柴田先生ご自身も耳鳴りの経験があるそうなので、信頼できます。

 

拍動性かそうじゃないかという違いがあるというのをこの本で知りました。

私は拍動性じゃないと思うのですが、本には、「拍動してないと思ってもよく聞くと拍動している場合がある」ともあります。

拍動してないと治るのはだいぶ難しいのかな~とちょっと不安です。

 

2、難聴・耳鳴り・めまい 「治る」には理由(わけ)がある

きたにし耳鼻科の院長の本。

患者の立場になって書かれているので、そうそう!の連続です。

ここに行けば治るとは言えないまでも、こうして患者に寄り添って診療してくれるところが近くにあったらな~(涙)

実際は受診しなければわかりませんが、近くだったら絶対行きました。

ちなみに、オンライン診療はやっている模様。

自由診療になるので、60分 8000円。

うーん…お金よりもオンラインでどれだけ伝わるのかと考えてしまう。

でもいざとなったら…と思っています。

 

耳鳴りのブログ

私の探し方が下手なのかもしれませんが、あまり耳鳴り体験者のブログが出てこないのです(知恵袋とかにはたくさんある)。

「耳鳴り ブログ」と検索すると、だいたい医者か整体などのサイトが出てきます。

それはそれで読むのですが、特に耳鳴り発症時は、体験者の話が知りたかった…。

たぶん治った人は、わざわざブログに書こうなんて思わないですし、記録すると耳鳴りを強く意識することにも繋がりますから、耳にはよくないことかもしれません。

それでも探せば、いくつかたどり着きました。

 

1、筆子ジャーナル

minimalist-fudeko.com

耳鳴り体験者さんのブログで、一番最初に見つけ、気が楽になったのは有名なミニマリスト筆子さんのブログです。

彼女は2回耳鳴りになっていますが、治っています。

さすがに理路整然と書かれており、まだ自分でやれることはある、希望を捨てなくてもいい、という気持ちになりました。

ちょうど、ゆるランを始めた時期とも重なり、運動をする後押しにもなりました。

私が、ブログに耳鳴りのことを書こうと思ったのも、筆子さんのブログを読んで、ちょっと気持ちが軽くなったことがきっかけです。

 

2、耳鳴り日記(全11回) | しいたけ堂の本棚 (m-keta.com)

こちらのブログは今年に入って知ったのですが、構成力がすばらしく、大変読みやすいです。時系列でしっかりまとめられていて、おそらく耳鼻科で出来ることはほぼやられているなと感じました。

これを最初に読んでいたら、耳鼻科でジタバタしなくてもよかったかもな~。

結局しいたけ堂さんは最終回まで治らないのですが、

生活習慣改善も、ほとんど止めてしまいました。あれをしなきゃ、これをしなきゃというのも、逆にストレスになるものです。治らないなら、好きな事をして、気分良く過ごした方が良いかなと思って。

と最後にあります。

私は、ここまで気持ちの切り替えはまだできないのですが、本当にそうだな~と思います。私に足りないのは、このような「もういいや!」という開き直りの気持ちかもしれません(^-^;

 

3、再び耳鳴りを考える(片耳日記) | 片耳日記 〜 Acoustic neuroma (聴神経腫瘍)より〜 (ameblo.jp)

こちらは、最近知ったブログです。

まーさんは、聴神経腫瘍に起因する耳鳴りを発症されています。難しい手術から片耳が聞こえなくなった経緯を冷静に書かれている中で、ご自身の経験踏まえ、ブログ読者からの質問には、

「耳鳴りを無くすことは出来ませんが、耳鳴りには必ず慣れることが出来ます。」

とお答えされています。

同じ耳鼻科で言われた「気にしない」という主旨の言葉なのに、そーかそういう意味だったのか!と納得しました。

納得したからと言ってすぐにはできませんが、せめて耳鳴りが小さめの日だけでも、こういう心持ちでやってみようと思っています。

 

4、【耳鳴りは治せる!】耳鳴りの治し方 (stylishplan.net)

症状や薬などを気になったときに検索、参考にしています。

よくぞここまで!というほどたくさんの症状や薬のことがまとめられています。

耳鳴りさんであれば、どこかの項目に心当たりがあると思います。

 

(※紹介にあたっては、ブログのマナーを検索、理解した上で載せていますが、特に許可を取っているわけではないので、問題があれば削除します。)

 

さいごに

いくつかの耳鳴り体験者さんのブログや掲示板を読むと、とても辛い、耳鳴りがなくなるなら〇〇が〇〇してもいい(とても辛くて書けません)などの叫びがあります。

耳鳴りを止めたくて鼓膜を破った患者さんもいるとYouTube鍼灸院の方が言っているのも見ました(鼓膜を破っても耳鳴りは止まらないようです)。

私も具体的に死のうとまでは怖くて思えませんが、「早く人生終わらないかな~」「長生きしたくないわ~」と思ったことは何度もあります。

「会社やめようかな(金ない)」「山奥で暮らそうか(金ない)」「窓から飛び降りてあのコンクリで頭をカチ割ったら耳鳴り治るかな?(やらんけど)」とかね( ;∀;)

 

しかし、それを高齢の親や友人に訴えることはできませんし、訴えたところで、相手も困ってしまうでしょう。

かといって心療内科に行ったところで、耳鳴りを治してくれるわけではないと思うと、行くのもためらいます。

昨夜も耳鳴りがとても大きい日で、ほぼなかった頭鳴りも復活。なかなか眠れませんでした。

 

耳鳴りの苦しさを理解してくれるのは、同じ耳鳴りを持った人ですが、仮にその人と知り合って励まし合えたとしても、苦しみを乗り越えるのは、結局私なんだなぁ~と(至極当たり前ですが)。

 

イライラもします。絶望もします。

治ると書いてあったり、治らないと言われたり、毎日心は揺れ、疲れます。

 

でもこうしてブログを書いて少し気持ちを吐き出したり、ブログで同じ人の苦労を知ると、私だけじゃないんだ、とちょっと気持ちが落ち着きます。

 

もし、ここを読んでいて、辛い方がいらっしゃったら、ブログでもTwitterでもいい。誰に向けてじゃなくてもいい。やってみて下さい。

面倒くさいかもしれませんが、吐き出し口があるというのは、本当に助かると思います。

実際私はやってみて少し楽になりました。

 

 

今後も耳鳴りのことは書いていきますが、一連の発症から経過としての耳鳴りブログとしては、一旦ここで終わりにします。

長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

同じ耳鳴りさんが少しでも安らかな日々を送れることを祈ります。

 

 

 

耳鳴り⑥~運動や睡眠、鍼治療~

私が耳鳴りになってやってみたことを紹介します。

 

1、運動

もともと30分程度のウォーキングの習慣はありましたが、それにプラスゆるいランニングを加えました。

朝:軽く20分ストレッチ、30分ゆるラン

夕方:30分ウォーキング

 

早起きは苦手なのですが、ちょっとでもよくなりたいと必死だったのと春~夏に向け早朝明るかったので、朝5時に起きてストレッチ、そして10分くらい歩いてからあの角まで走る、あの電柱まで歩く、あの公園で休んでブランコに乗る、池のカモを見ながらラジオ体操をするなど(休憩多い^-^;)ゆるくランニングをしました。

脳が興奮したり、体が疲れては逆効果と思い、夕方はいつも通り散歩程度のウォーキングに。

 

これは5月末に耳鳴りになってから、12月まで続きましたが、改善はありませんでした。

12月に止めたのは、体調を崩したのがきっかけですが、朝も夕も暗くなってしまったので。

この程度じゃダメだったのか、運動そのものじゃ治らなかったのかは不明ですが、それでも家の中にいて悶々としているよりは、外の自然音を聞いていた方が気が楽でした。特に、セミの鳴き声は、耳鳴りの音と似ているので、助かりました。

意識していなかったけど、近年では一番体が締まり、顔が小さくなりました(やめたら戻った笑)。

 

2、睡眠(早寝早起き)

夜10時を目指してベッドに入るようにしてみました。

そもそも夜中まで起きてパソコン作業をしていた時に耳鳴りになったわけで、睡眠不足は一番よくなかったなと思います。

最初は耳鳴りもうるさいし、もともと中途覚醒も多かったので、上手くいきませんでしたが、とにかくベッドに入って、寝れなくても、本を読んだり、10分だけと決めてYouTubeをみたり(本当はよくないけど)、寝る体制だけでも整えるようにしたら、だんだん慣れて10時過ぎに寝れるように。

耳鳴りがうるさいときは、マスキング効果のある、ホワイトノイズや自然音をYouTubeで流したりしましたが、すごく楽になるというわけでもないので3~4か月で止めました。

中には滝の音のYouTubeを聴いたら治った!とコメントしている人もいたので、期待もありましたが、私にはそれほど効果はなかったようです。

今、眠れないときは、好きなラジオを小さく流しています。

 

3、鍼治療

3つの耳鼻科の通院が終わり、他にTPT療法などがあることは知っていましたが、これは治らないことが前提の治療だと思っていたので、その前に、鍼を試してみようと思いました。

 

ネットやYouTubeで見た治療院に行きたい気持ちもありましたが、遠いし、値段も高い。

2、3回で治るならともかく、東洋医学である以上ある程度の期間はかかるだろうと地元で行ける範囲で選びました。

 

鍼治療自体痛くて合わない人もいるようですが、私は、それほど痛みも感じず、続けることに決めました。

初めて行ったときは緊張しましたが、続けてみようと思ったのは、先生が「良くなっていくと思うよ」と声をかけてくれたからです。

(「すぐにはよくならない」「耳だけを集中して治すのではなく、体全体の巡りをよくしなくてはならない」とも言われましたが。)

 

もちろん、それは、通院させる手口と言えばそれまでですし、鍼灸師として鍼の力を信じてるだけかもしれません。

それでも、3つの耳鼻科から治らないと言われていた私には、救いの言葉でしたし、日々悶々としているくらいなら、多少お金をここで使ってもやるだけやってみよう、耳鳴りは治らなくても肩こりが良くなれば無駄ってこともないし!くらいの気持ちでした。

 

2022年7月から通い始め、1年近く。残念ながら耳鳴りは、治っていません。

ですが、耳鳴り自体は毎日あるものの、1日置きに生活に支障がでるほど強かった耳鳴り頭鳴りの日が、半年くらい経ってから3日間隔、4日間隔の日が時々あるようになりました。

つまり、最初は、強い日→弱い日→強い日→弱い日を繰り返していたのですが、

強い日→中くらい日→弱い日→中(弱)の日→強い日みたいな間隔になった感じです。

ともかく変化が出てきました。

最初はしていた頭鳴りも今はほぼしていません。

これが、鍼のおかげかどうかかは分かりません。

ただ、半年経ったとき、耳鳴り自体は治らないし、これ以上やっても改善はしないだろうと、1か月程行くのを止めてみたら、また調子が悪くなったので、再開することに。

現在は、これ以上の変化はない、という感じですが、1年前と比べると、耳鳴りはともかく、肩凝りの症状がとれてきたのははっきりと感じられます。

耳鳴りとは目的が違いますが、冷え性の体質改善も考え、月1、2回なら続けようか…などと迷い中(お金もかかりますので)。

 

ちなみに私が通っている鍼灸院の治療費は、

初診7700円

1回4600円

私は、回数券(これには賛否あるようですが)を買ったので、1回あたり4100円の計算になります。

最初の2~3ケ月は週2回、それ以降は週1回程度。ここ2ケ月は、2週間に1回と間をあけて様子をみています。

 

4、水素

鍼治療院で、水素を導入していたので、今年から試しにやってみました。

10回ほど、鍼治療とともに、受けたのですが、なんとなくスッキリするかな~程度で、耳鳴りには効かず。

先生も耳鳴りに効くかは分からないけど、体調がよくなった人は多いから、ものは試しにやってみれば?という程度の話。

チューブを500円で買い、流れてくる水素を鼻から吸う仕組み。

鍼治療とセットだと10回の回数券で1万円(1回1000円)。

最初はお金もかかるし、必要ないと思ってたのですが、やっぱり耳鳴りが大きい日があると、できることはやってみたいという気になり、試してみましたが、残念。

 

5、ツボ押し、爪もみ

本やYouTubeなどを見て、お風呂でツボ押しをしています。

湯舟に入ってるときは暇なので聴宮をはじめ耳鳴りによいとされるツボを色々押してますが、劇的な効き目はありません。

YouTubeで「押したら小さくなりました!」とコメントしてる人が羨ましい。

他に、自律神経をよくするといわれている爪揉みも最近は追加。

あとは、たまに、鍼治療院で購入したお灸を太谿にしています。

やらないよりは、という精神で習慣化しています。

 

まとめ

ちょっと長くなってしまいました。

 

私にはどれも結果には繋がらなかったので、な~んだという話で申し訳ないのですが、合う人は、鍼で2週間くらいしたら治ったという人もいるようです(ネットで見かけました)。

鍼や整体はお金がかかりますから、やってみたらいいとは言えませんが、ストレスを溜めるくらいなら、試してみたほうがいいかもしれません。

私も、ちょうどコロナ禍で、どこにも出かけないし、その分を鍼治療にと思ったのもありました。

今後は、一旦鍼を止めてみて、漢方を試してみようか考え中です。

そのときは、またブログでご報告しますね。

 

その他にも、寝る前のスマホを止めたり、コーヒーを控えたり(日に5杯とか飲んでいたので1杯にするなど)、脳の興奮を抑えたり、血流をよくするとか冷えはよくないとか、考えてできることは試しました。

現在、

スマホ→10分以上見ている。

コーヒー→お茶や水に置き換えができている。

早寝→夜11~12時。

早起き→二度寝

ウォーキング→30分天気のいい日。

生活改善は、耳鳴りじゃなくても、まぁやった方がいいよね当然という話なのですが…精神力が弱い…(^-^;

だいぶ崩れてきているものの、それでも元通りにはならないようには気をつけています。

しかし、早起きは、習慣化したかったなぁ~~~( ;∀;)

 

 

次回は、耳鳴り関連で読んで気楽になったブログや耳鼻科の本などの話

「耳鳴り⑦~参考にした本やブログ~」に続きます。

耳鳴り⑤~耳鳴り経験者に聞いてみた~

 

耳鳴りは、ざっくり分けると、①耳そのものの不調、②脳が勘違いして興奮し耳鳴りになる場合、③そしてその他の病気のサインだと勉強しました。

 

私の周りで耳鳴りになった人達

 

1、老人性難聴

身近では、父が老人性難聴による耳鳴りです。

父の場合は、70過ぎてから聞こえが悪くなり、耳鳴りがするようになりました。

これは、①の耳の不調が原因の耳鳴り、ということになり、はっきり耳鼻科で断定されるんですね。

本人は、至って平然と「本を読んだり、テレビをみたりしている時は気にならない」と言い、医者からも年だから治らないと言われて、そのままにしています。

頭鳴りもしないようですし、程度は軽いのかもしれません。

 

2、突発性難聴

弟も一時期、耳鳴りがありました。

突発性難聴が原因です。

これも①に当てはまります。

仕事が立て込んで、しばらく放置していたため、状態が悪くなってしまったようです。

ボーという音、ワンワンと響くような感じと言っていました。

幸い、薬で3、4か月程度で治ったといっていましたが、突発性難聴の疑いがあったら、とにかく早めに耳鼻科に行かないといけません。

 

3、原因不明(脳の勘違い?)

職場の先輩も40半ばでなり、医者に気にしないようにと言われ、その後20年近く経つが治らずそのままだよと言っていました。

 

なんと、20年前のお医者さんも今のお医者さんと同じことを言ってるんですね。

耳鳴りは本当に研究が進んでないんだな~(涙)

 

静かな場所や寝るときになると聞こえてくる、耳に集中するといつでも聞こえると言っていたので、私よりは症状は軽いのかもしれません。

最初はもっと音が大きかったのか聞いてみましたが、もう忘れてしまったと。

でも難聴があるようではないですし、お話を伺ったときは、②の脳の勘違いということになるのかな?と思いました。

 

先輩のご兄弟も耳鳴りがあったようですが、いつの間にか治ったと言っていたとのこと。羨ましい…。

しかし、放置しても治る人は治るのが耳鳴りの不思議なところです。

 

4、その他の病気

他にも友人で耳鳴りになった人は、

⑴ 脳腫瘍(良性)→頭痛、めまい、耳鳴り

⑵ 顎関節症→顎に痛みがある

⑶ 貧血→子宮内膜症などの婦人科系の病気がある

それぞれ治療したところ、耳鳴りは治ったという例があります。

これは、③のその他の病気のサイン、耳鳴りが他の病気を教えてくれているということになりますね。

 

私も2、3の顎関節症と貧血はあるのですが、どちらも急になったわけではなく、10代のころからの症状です。

一応、通っている婦人科の先生には耳鳴りのことは伝えましたが、治療で貧血は一旦治まっているし、更年期が原因とも考えにくいと言われました。

顎関節症は10代のころマウスピースを作ったきりですが、今のところ、痛みもなく、今さらそれが原因とも思えず、確認は後回しになっています。

 

⑴脳腫瘍と⑵顎関節症の2人はご兄弟なのですが、たまたまかもしれませんが、耳鳴りの人の話を聞くと、親兄弟でなっている人が多かったです。

実際私もそうなので、耳が弱いというのは、何か遺伝というか、体質というか、そういう可能性もあるのかな~とちょっと思いました。

 

 

私自身の耳鳴りは、おそらく困っている多くの人がそうであろう②の脳の勘違いからくる耳鳴りなんだろうな~と思っています。

その他にも肩こりからくる血流の悪さとか自律神経とかストレスとか色々要因はあるのでしょうが、原因が分かれば苦労はしない。

はっきり分からないから治療も憶測でやるしかない。

 

どうしたもんか。

 

とりあえず、やれることはやってみよう。

 

ということで、次回は「耳鳴り⑥~運動、睡眠と鍼治療~」です。

 

耳鳴り④~脳のMRIと経過メモ~

 

 

脳のMRI(9/6)

 

耳鼻科から紹介状をもらい、6日後に受診。

結果、異常なし。

 

実は、2年前、めまいでMRI検査をしたことがあったので(原因不明)、脳腫瘍ではないだろうとは思っていましたが、2年の間があり、違う病院で診てもらったら、何かでてくる可能性もあるかもと受診を決めました。

実際、脳腫瘍で手術をした友達が、「救急搬送される前の数日間、耳鳴りの症状があったから、念のため検査した方がいいよ」と助言してくれたのです。

 

脳神経外科の先生もとても親切な先生で、コロナでたまたま予約数が少なかったのかもしれませんが、最初の受診日(9/5)の次の日にはMRIの予約が取れ、1週間後には、結果を受診(9/12)できました。

 

地元の病院じゃ早くてもMRIは1か月先、結果は更に2週間先です。

機械の空きや医者の勤務状況等で時間がかかるのは仕方ないと理解はしているのですが、もし脳だったらこの待ってる間に重大な事態になったりしないんだろうかとか、色々考えてしまう時間が短かいのは本当に助かります。

 

検査自体は、意外とあっと言う間に感じました。

ヘッドホンをし、寝た状態で、身体を動かないように固定。

「もしも具合が悪くなったらこのボタンを押してください」とスイッチを持たされます。

トンネルみたいなところに入り、「ガンガン」、「ビービー」と大きな音が何種類か流れる。

棺桶にでも入ったような気持ちになるので、目はあけない方がいいかも(笑)

15~20分だったと思います。

 

ちなみに、2年前のめまいでMRIを受けたときは、すごく長く感じたのです。

動けないというのと、「唾を飲み込まないで」という時間があったので(今回はなかった)、緊張したし、途中、横になった状態でもめまいが起こって、動悸がしてしまって。

閉所恐怖症ではなかったのですが、プチパニックになり、ボタンを押そう!と思いましたが、ここで止めると最初からやり直しって言われたら嫌だ~!との思いで必死で我慢しました。

そんなことがあったので、本当は検査前は緊張していたのですが、受ける人も多かったからか、はい次はい次という雰囲気に押され、あっという間に終わり、拍子抜けでした。

 

検査から1週間後、脳には関係ないということしかわかりませんでしたが、先生が色々症状を訊いて下さり、親身になってくれたことがありがたかったです。

耳鼻科でそっけない診察だった部分もあったので、ちょっと医者に対して、聞いてもらえないんじゃないかって思い込みもあったんですね。

 

余談ですが、3軒の耳鼻科の先生は全員同じ大学病院の出身なのですが、MRI検査の話が出ても、どの医者でも大学病院の紹介の話はありませんでした。

私も死に至る病じゃないのにと思うと、恥ずかしくて大学病院を紹介してくれとは言えませんでしたが。

治らない耳鳴りは耳鼻科医にとってはよくある患者で、そんなのにイチイチ大学病院を紹介してたら大変なことになると理解はできるのですが、当時は必死だったので(今もだけど)、どーせなら大きい病院である大学病院を紹介して欲しいと思っていました。

大きい病院なら治る保障があるわけでもないのに、そこで無理なら諦められるのにとかそんなあてどない気持ちでいっぱいで、とにかく先が見えなくて不安だったんですね。

 

でも、MRIを受けて、「そうか、やれることはやってるんだよな」という気持ちに立ち返れました。

 

経過メモ

 

下写真は、私が記録していたメモです(汚い字…)。

他人の症状など意味ないかもしれませんが、何かしらの役に立てばと思い、載せます。

途中でやめたのは、記録していると、耳鳴りを聞いている(気にしている)のと同じなので、やめたほうがいいと言っているお医者さんのYouTubeを見たからです。

でも今でもたまに大きい音がした日は手帳に〇をつけてしまいますけど(^-^;

 

経過メモ

 

耳鳴りの音量ですが、だんだん大きくなってはきていますが、25~40㏈程度では、大きさとしてはたいしたことがないという耳鼻科の判断のようです。

しかし、その音量の検査も、耳鳴りと似たような音を流し、このくらいの大きさだと思ったらボタンを押す、というものなので、主観です。

私は耳が悪いわけではないので、40㏈までくるとイヤホンから流れる音は、耐えられない大きさです。

それに結局、外から聞こえてくる音なので、耳や頭の中で響く音の大きさとは違います。

そのところも耳鳴りの苦しさを理解しがたい一因かもしれません。

 

耳鳴りの本に、「なかなか耳鳴りやめまいの研究が進まないのは、マウス実験をしても、どんな耳鳴りやめまいがしているのかはマウスにしかわからないから」ということが書いてありました。

そ、そんな~~と思いましたが、納得。

もし、世界中の主要人物が耳鳴りになったら、もっと必死で研究してもらえるのかな~なんて歪んだことをチラッと思ってしまいました。修業が足りませんな~~。



次回は、「耳鳴り⑤~耳鳴り経験者に聞いてみた~」に続きます。

耳鳴り③~3軒目の病院~

3軒目の耳鼻科(7/5)

親戚から遠くからも患者がくるという人気の耳鼻科を教えてもらい、受診。

車で1時間以上かかる場所なので、地元より都会で患者も多く、システム化されていました。

先生に受診する前に、問診専門の看護師さんに病状を聞かれ、今こそ出番!と書き留めた病状メモを渡すも、「聞かれたことに応えてください」とあっさり。

先生にも渡しましたが、チラっと見て終わり。

(ちなみに2軒目のおじいちゃん先生は目を通してくれた)

怖そうだな~とビビる私。

 

今までの病院より検査機械も多く、聴力検査以外に、足踏みしたり、心電図の頭版みたいな検査も加え、もう少し詳しく検査を行う。

しかし、結果は同じ。

今までの薬が効かないこともあり、薬は漢方に代わりました。

 

聴力検査:問題なし

耳鳴りの大きさ:40㏈

薬:釣藤散エキス

 

「気にしないこと」「耳鳴りが治るのは3人に1人」と淡々と言われました。

私の前の患者さんは、すぐに大きな病院に回されるような状態だったので、大変な病気の患者さんが多く来院されるのでしょう。淡々とした口調は、色々言ってくる患者さんに冷静に対応する現れのような気もします。

 

しかし、私も苦しく、どうすればいいのか、耳鼻科で出来ることと出来ないことも分からない五里霧中な状況。

メモを渡したのも、なぜ、いい日と悪い日があるのか、そのところに原因やヒントがあるのではと思い、毎日つけていたのです。

 

私:「なぜ耳鳴りが軽い日とうるさい日があるのですか?」

医者:「午前中は音が小さくて、夜になるとだんだん強くなる人が多い」

と、私の質問に対するの答えではない回答。

「???」

頭が???になり、次に何をなにを訊けばいいのか分からず。

 

ただ、私も午前中は弱く、14時頃から夜にかけて強くなります。

そういう患者さんは多いということです。

でもそれがなぜかはハッキリ解明されてないから医者も答えられない。

私は、それを知っている人が医者だろうと思っていたので、どこの医者も分からないんだってことが、初めは理解できませんでした。

医者だって「そんなことはわからない」「治せないからもう来るな」とは言えません(治る人もいるわけですし)。

 

どんな病気でも、患者は病院で治せないってことを受け入れるまでには時間がかかる。

じゃ、どうすればいいんだ?なにもできないのか?ってことが受け入れ難いんです。

それを受け入れるための3軒だったのかもしれないけれど、ドクターショッピングと思われないかなと余計な心配をしたりもしました。

 

耳鳴りは何軒も回る人多いと聞きますけど、今なら気持ちわかります。

そのあたりの理解を上手く繋げる手段があればいいのになと感じました。

 

 

 

同じ病院の2回目の受診(7/27)

「多少音の大きさが大きい日と小さい日のリズムが変わってきたかもしれない」

ということを伝えると、

「変化があるなら、治る希望がある。漢方を続けてみましょう」

と言われ、漢方を継続。

 

同じ病院3回目の受診(8/31)

その後、あまり大きな変化はなく。

変化がないならこれ以上薬を続けても同じだろうと言われ、治療を中止。

 

さすがに3ケ月経つと、心も決まってくるというか、そういわれるだろうと予想はしていたので、もう少し薬も続けるかどうか言われましたが、自分で治療を中止しようと決め、薬も断りました。

念のため、やれることはやろうと、脳のMRIの検査の申込みを以前から決めていたので紹介状を頼むと、先生も

「脳(腫瘍など)の可能性は低いが、検査をしたことで気持ちが軽くなって、耳鳴りがよくなることもあるから」

と、言って下さいました。

 

怖いなぁと思ってましたが、いい先生なんだと思います。

看護師さんも大丈夫よ検査は何もなかったからと会計までいくすがら励ましてくれました。

なにも大丈夫ではなかったけど、その気持ちが嬉しいじゃないですか( ;∀;)

 

 

 

次回「耳鳴り④~脳のMRIと経過メモ~」に続きます。

 

耳鳴り②~2軒目の病院~

2軒目の耳鼻科(6/22)

知り合いから評判のいい市内の耳鼻科を教えてもらい、受診。

優しいおじいちゃん先生でした。

結果は同じ。薬が増えました。

 

聴力検査:問題なし

耳鳴りの大きさ:35㏈

薬:ストミンA、セレナール(2週間分)

 

セレナールは軽い精神安定薬です。

夜はうるさくて眠れない日もあると言ったところ、

「耳鳴りは心の問題だからね」「でも他の音と紛れるでしょ?」「気にしないと言われても気になるだろうけど、それが一番だから」

と言われ、1軒目と同じ薬以外に精神安定薬を出されましたが、私の場合、特に飲んでも睡眠に変わりはなかったです。

 

優しい先生でしたが、「他の音と紛れるでしょ」という言葉は、今でも時々思い出してしまいます。

紛れないです。と今なら言ったと思います。(言ってもしょうもないけど)

そりゃ工事現場みたいなところで大きい音がガンガンしてたらマスキングされますが、賑やかなショッピングモール、映画館程度では、キーーーンという音は、生活音じゃない別モノなので紛れません。

 

耳鳴りは、なった人にしか苦しさは分からないとは言いますが、本当だな~と思います。

確かに35㏈って普段外から聞こえてくる音にしたら小さいです。

うるさいだけで痛いわけでもない。

でもそれが、24時間耳の中、頭の中で鳴ってるのと、外から聞こえる音とでは感じる大きさが違います。

聴力検査でするようなあのキーーーンの音が24時間している苦しさ。どうしたら無視できるのか。

気にしないのが一番という医者の言葉にすら傷ついてしまうのです。

だってどうすれば、気にならないかの解答はないのですから。

 

 

次回「耳鳴り③~3軒目の病院~」へ続きます。

耳鳴り①~発症から経過と病院について~



耳鳴り

 

嫌ですよね。苦しいですよね。

私も今でも悩まされ続けています。

 

おそらくここを見てくださっている方は、同じ症状がある方だと思います。

ここは、私が耳鳴りになってからの記録を綴ったブログです。

治ったわけではないので、解決策があるブログではありません。

ですが、同じ苦しさを持つ方が、同じ人がいるんだということで、ちょっとでも気持ちが楽になったら幸いです。

 

以下、耳鳴りにの症状が出てから3つの耳鼻科にかかり、脳の検査をした経過とその時の感想を書きます。

(※この耳鳴りシリーズの記事は、後から思い出すことがあれば、付け足したりする予定です)

 

発症(5/23ころ)

私は、2022年の5月下旬ころ、この症状が出始めました(当時年齢48歳)。

夜に突然、キーーーンという大きな耳鳴りが左側に聞こえ、たまにある10秒程で治まるものと違い、その夜はずっと耳鳴りは止まず、仕方なくそのまま就寝。

 

次の日は、昨夜よりは音は小さくなっていましたが、やはり、キーン、シャ―という、セミが鳴いているような、昔のよく蛍光灯が終わりかけのときに鳴るような高い音がずーっとしていました。

 

耳鳴りが出る前の1週間くらい、ほぼ毎日夜中までパソコンで作業をして、睡眠不足が続いていました。

そのせいかな?と思い、そのうち治るだろうと3、4日放置していましたが、一向に治らないので耳鼻科を受診。

1軒目の耳鼻科(5/26)

職場近くの花粉症などでお世話になっている耳鼻科に行きました。

ズバズバ言うけど、余計な薬は出さない頼りがいのある先生です。

 

聴力検査:問題なし(年齢による聴力低下の耳鳴りではない)

突発性難聴などの傾向もなし

耳鳴りの大きさ:25㏈

薬:アデホスコーワ、イソソルビド(1週間分)

 

ちなみにイソソルビドは、今まで処方されたどの薬より不味かったです( ;∀;)

主にメニエール病などのときに使う薬のようです。

親戚も突発性難聴になったとき同じ薬を飲んだと言っていました。

 

「来週には治ると思うよ」と医者から言われました(後から思うに、先生は、私が耳鳴りを気にしないように、そう言ってくれたんだと思います)。

しかし、やはり治らず、午後になるとうるさくて仕事にならない程強くなる時間帯もあり、10日後、再受診(6/6)

 

聴力検査:問題なし

薬を変更:ストミンA(2週間分)

 

ストミンAは、現在、日本で唯一耳鳴りの薬と認定されてるものと説明されました。

 

大きな病院で脳の検査をするか問われ、『え?脳に関係あるの?』と驚いていると、先生から「聴力は問題ないから!気のせいだと思うよ?!どうする?〇〇病院に行ってみる?!」と悪気はないのでしょうが、行っても意味ないよ!というような言い方に感じられ、その時は様子を見ますと言って帰りました。

ズバズバ言うところ、あまり気にならなかったのですが、この時はズシーンときました。

 

脳といわれ、さすがにネットで耳鳴りについて、調べました。

それまでは検索をすると余計な心配が増えると思い、検索はしていませんでした。

しかし、そこで初めて耳鳴りは治らない場合も多いということを知り、一生このままなのかとかなりショックでした。

 

次回「耳鳴り②~2軒目の病院~」へ続きます。